BLAU DESIGN’s blog

前代未聞のモノを創る。モノづくり記録です。

世界一美しい鞄を創る⑪ 最終話。展示会、そして不安・・・。

さて、「世界一美しい鞄を創る」も、ここで一息着きます。

試作品、展示会。

ここで、最終話です。

 

初めてたどり着く人へ、今までのアーカイブのリンクを付けておきます。

 

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相変わらず、孤高の革職人、大島さんとは数日に一度の割合で22時以降に工房に訪れて革のパーツを作る作業が続いている。

 

しかし、今になっても、革のパーツの歪みが取れず、しっくりしない。

 

その日も同じように約束の22時過ぎに工房に着いた。

 

 

「おつかれでーす。」

 

 

「おつかれぇーっす。」

 

 

 

二人は石油ストーブの前に立って世間話を始めます。

 

 

 

10分後。。。

 

 

 

「・・・・・。」

 

 

「・・・・・。」

 

 

なんか、今日は、作業する感じじゃないっていうか、やる気が起きないんすね。

 

 

「(えっ??)  ・・・・・」

 

 

「気分が乗らないって言うか・・・、そんな感じっすかねぇ。」

 

 

「了解っす。また、次回にしましょうか(笑顔)?」

 

 

「すんませーん」

 

 

 

 

 

幾つか疑問は残るが、ここはこらえどころ。

 

無理を言って、普段の仕事終わりでの作業をお願いしていることもあるし、

 

ここで

やっぱり出来ません』と言われたら、

それこそ一巻の終わりだ。

 

 

仕方がない。

仕方がない。

仕方がない。

 

 

 

なんだか、薄い氷の上を歩いているみたいだ。

 

 

 

約15分の滞在で、とんぼ返り。(何しに来たんだろ、俺)

 

 

実はこのような展開はその後、3回くらいありました。

 

 

 

 

 

 

さて、気分を変えて、本番で仕様する革を調達に行こう。

 

革職人 大島さんに紹介してもらった浅草の革問屋に行きます。

 

フジトウ商事

muuseo.com

こちらのサイトにとても詳しく説明されていますので、引用させていただきます。

 

 

この問屋では一般の方も普通に買えるようです。

ただ、例えば牛革を例にすると、買える単位は半身単位になります。

(牛1頭の革を背骨の部分で半分にした大きさ)

 

なので、革としては、結構な大きさになります。

 

また、革の値段は『DS(デシ)』という単位で取引されています。

1DSは10×10cmの正方形で、その革によって1DSの単価が決まっています。

 

よって、例えば『10デシ分の革をください』という買い方は出来ず、その半身の大きさが何デシあるかによって価格が決まってきます。

 

ただ、いずれにせよ、東急ハンズで購入するより数倍安く購入できます。

 

さて、購入した革を革職人の大島さんに届けるとともに、再び深夜の作業場へ。

 

 

 

少しずつですが、例の三次元湾曲が解消されてきました。

 

 

 

出来上がってはアルミのフレームに合わせ、微調整をし、再びパーツを裁断し、フレームに合わせる。

 

このような作業を数日繰り返して、やっと理想の形が完成しました。

 

 

この時、展示会の搬入日まであと2日。

 

 

大島さん、色々あったけど、

ありがとうございます!

 

 

 

 

 

 展示会当日

 

 

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 とりあえず、若き日のスティーブ・ジョブズと同じポーズで(笑)

 

 

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他に出展している他社ブースに比べ、

圧倒的に商品数が少ない! 普通は数十〜百以上の商品を陳列するようですが、

 

 

私は

 

5。

 

 

 

少なすぎ!(笑)

 

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さて、お客さんの反応は?

 

 

 

 

 

 

実は

 

素晴らしく好評でした(^o^)

 

 

第1位「個人的にすごく欲しい!」

 

第2位「今までに見たことがない!かっこいい!」

 

第3位「凄い!」

 

番外編「How beautiful!」「Amazing!」etc

 

 

 

ありがたい。

 

本当にありがたい。

 

うぅ。。。

 

 

 

ただ、ソコの中国人、写真撮りすぎじゃないか?

 

10分は撮り過ぎだぞ!

 

コピーできるものならしてみろ!(笑)

 

 

 

 

 

さて、ほとんどすべてのお客さんからの共通の質問がありました。

 

これ、いくら位なんですか?

 

 

 

 

 

(正直に言って・・・考える暇なかった・・・。)

 

 

 

 

 

「そうですね、概ね20万円〜30万円の間で考えております。」

 

 

 客「やっぱりそれくらいはしますよね〜」

 

 

 

 

本当にそれくらいで作れるんだろうか?

 

 

 

僕はこの展示会を1つのゴールに定め、これまで約1年間、短い時間で必死に展示品を作ることに命をかけてきた。

 

 

 

 

が、

 

 

 

 

量産時の製作ルートを全く確保していなかった。

 

 

 

メイドインジャパンを掲げるため、

量産品はフレームも日本製でなければならない。

中国製ではダメだ。

 

 

 

現在(展示会当時)。

 

 

✕ 国内の切削工場は未開である。(見積の時点で最低価格は35万円くらい。※切削だけで。)←無理じゃん。

  

 

✕ 革の外装に関して、すでに革職人の大島さんには「サンプルだけのお手伝い」と釘を刺されている。

 

 

✕ 内装は量産時には年老いたお袋では対応が出来ない。

 

 

✕ 出荷時の箱、緩衝材なども未決。

 

 

✕ 今回の出展で、幾つかの決定的な部分的な改修箇所が見つかった。要再設計。

 

 

 

 

 

 

 

展示会、怒涛の3日間は「喜び」と「不安」が交互に訪れ、嵐のように過ぎていった。

 

 

・・・・俺、量産できる?

 

 

 

続きは、「番外編。量産への道」へ 

 

製品版はこちら

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