BLAU DESIGN’s blog

前代未聞のモノを創る。モノづくり記録です。

BLAU Briefcase

世界一美しい鞄を創る。番外編:量産への道。後篇

前回までの記事はこちら blau.hatenablog.com 世界初アルミフレーム削りだしのブリーフケースを量産するにあたり、 一番の課題であったアルミフレーム切削の予算も 関東精密の杉田社長の勇断で、アルミフレームだけではなく、他のすべての部品の削りだしも概…

世界一美しい鞄を創る。番外編:量産への道。前篇

前回の記事はこちら blau.hatenablog.com 4月の展示会も非常に多くの好評を得て無事に終わり、しかし、翌日からは不安の苦悶に悩まされた。 量産をして販売をしなければ商売にならない。 そんなことはわかっているが、いくらデザイン性やクオリティが高くて…

世界一美しい鞄を創る⑪ 最終話。展示会、そして不安・・・。

さて、「世界一美しい鞄を創る」も、ここで一息着きます。 試作品、展示会。 ここで、最終話です。 初めてたどり着く人へ、今までのアーカイブのリンクを付けておきます。 blau.hatenablog.com blau.hatenablog.com blau.hatenablog.com blau.hatenablog.com…

世界一美しい鞄を創る⑩ 失意と希望

先日の孤高の革職人、大島さんとの約束通り、翌日の夜10時に革工房へ向かう。 前回までの記事はこちら blau.hatenablog.com 工房へは首都高速道路を使って約1時間。 外気は一桁。吐く息も白い。 石油ストーブの灯る工房の中では、ジャンパーを着た大島さん…

世界一美しい鞄を創る⑨ 懇願

革工房の孤高の革職人、大島さん。 なんて軽い優しい笑顔で恐ろしいことを言うんだろう。 前回までの記事はこちら blau.hatenablog.com この2週間。 彼は、何も手を付けてくれていませんでした。 でも、冷静に考えます。 そう、大島さん。 決して悪気は無い…

世界一美しい鞄を創る⑧ もうだめかもしれない。

前回まででようやく鞄のアルミ削り出しフレームの完成は見えてきた。 前回までの記事はこちら blau.hatenablog.com 長かった。 ほんとに長かった。 ようやく最後の行程、表面の革、として内装の仕上げを残すのみ。 展示会まで残された時間は約2ヶ月半。 な…

世界一美しい鞄を創る⑦ 限界まで軽量化を考える

前回までの記事はこちら blau.hatenablog.com さて、中国大連で作ったアルミフレームのサンプル。 大連空港でビールを飲みながら、どうやったら軽量化ができるか、 まるで人生に思い詰めた人のように、視線をアルミフレームから外さず約30分。。 その間、4人…

世界一美しい鞄を創る⑥ 四面楚歌。そして大連への道。

さて、ロックノブ、ロックプレートのロック機構。 ハンドルのデザインもほぼ出来上がってきたところで、だんだん完成の目処が出てきた。 前回までの記事はこちら blau.hatenablog.com モノづくりにはゴールが無い。 そこで、ゴールを定めるために、2016年4…

世界一美しい鞄を創る⑤ デザインの神が降りた

前回までのロック機構から脱却して新しい機構を考えなくてはならなくなった。 前回までの記事はこちら blau.hatenablog.com わかっていることは、 ボリュームノブのようなモノを回すことによって、フタが開閉する機構を考えること。 その際、人差し指の鍵の…

世界一美しい鞄を創る④ ロック機構の迷走

前回までの記事はこちら blau.hatenablog.com さて、図面作製の間に、肝心なロック機構を考えてみよう。 これがないと鞄は閉まらない。 高級オーディオのVolumeノブのような、ビジュアル面だけを先に考えてしまっていて、肝心の開閉の仕組みを全く考えていな…

世界一美しい鞄を創る③ ハンドルの造形

前回の記事はこちら blau.hatenablog.com さて、三次元測定をしてCAD図面化という思わぬ情報をいただいてから3日後、 E金属という会社を訪れます。 受付で 「橋本と申します。13時に営業の田沼さんとお約束させていただいております。」 3階の会議室へ通さ…

世界一美しい鞄を創る② 死闘 3D CAD図面

さて、前回はアルミフレームで鞄を作るため、大田区産業プラザ Pioの紹介で2つの町工場に向かうまでを書きました。 blau.hatenablog.com 最初に訪れた◯◯金属、そして◯◯ケース、僕が書いたイラストを見せました。 どちらも加工場の横に小さな事務所がある町工…

世界一美しい鞄を創る① 大田区の町工場へ

BLAU Design Complex Inc Creative Directorの橋本荘一朗です。 僕たちは「見たことのないモノ」「そして、美しく機能的であるモノ」をデザインして、製品化しています。 言葉にするととてもシンプルですが、実は とても大変なんです。 だって、僕も見たこと…